キャンパスの外にある学びを探しに!
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201411/26

【Vol.2】チャンスはすぐそこ。つかむかどうかは自分次第。

Ki-Yo(シンガーソングライター)


Ki-yoさんのインタビューVol.2では、ニューヨークの生活について紹介。チャレンジすることの喜び、学ぶことの大切さが語られた、学生も社会人も必読のインタビューです。

いつでもどこでも自分を見せられるように

ニューヨークにわたって最初にチャレンジしたかったのがゴスペル。そこで住んでいた街の教会にいって、礼拝の後、直接ミュージックディレクターにかけあってみた。僕は日本の歌手で、一緒に歌ってみたいと。するとすぐに「Sing something !」と言われて面食らいましたが、これがアメリカ。どこでもそう。どんなときでも自分が何か出せる状態であることがアメリカでは大事みたい。僕はそのとき『Amazing Grace』を歌ったんだけど、歌い終えるなり「今度の日曜日のサービスで歌いなさい」と。そして来る日曜日。“Japanese singer Ki-yo”と紹介されてAmazing Graceを歌ったら、教会中の人が総立ちで拍手を送ってくれた。音楽がいかに人の心を動かすか、そしてどれたけの影響があるか、その日ほど強く感じたことはなかったかも。

英語を身に付けなくては曲がつくれない

衝撃的な日から毎週その教会に通う日々が続いたんだけれど、一つの壁にぶつかった。それが英語。せっかく歌が良かったとしても、後で話しかけられたときに英語が話せないと分かると、「ではなぜ英語の歌を歌っているの?」となってしまう。それに歌うって行為は言葉を使うから、自分の音楽を作ろうと思ったら、英語が完全に自分のものになっていないとできない。そこで僕は毎日2~3時間英会話を聞いたり、発音を練習したり、アメリカ人のグループに交じったり。とにかく徹底して英語の環境に身を置くようにした。そんな生活を一年半ほど続けていたある日、自分の中にスッと英語のフレーズで曲が出てきた。それが『#1』。大切な人を励ます歌で、僕が英語で初めて作った曲。ようやく英語で音楽を作ることができるという感覚を得た。それからはあふれるように言葉が出てきて、どんどん曲を作っていきましたね。

逆境はチャンス。どんな経験もプラスに変える

アメリカで学んだことはたくさんあるけれど、一つ挙げるとしたら積極性の大切さ。海外では自分をアピールし続けないと、存在が忘れられてしまう。日本人の謙虚さは美しいとは思うけれど、残念ながら海外では通用しない。日本なら“ちょっと前に出過ぎかな?”くらいが、海外ではちょうどいい。もちろんアメリカでは、腹が立つ出来事もあったし、大変なこともあった。主催者側のミスなのに“タイムオーバー”という理由で、ステージで歌わせてもらえなかったり。でも文句を言ってもしょうがない。嫌な経験も「これ以下はない」と捉えたら、その後はどんなことも素晴らしいって思える。何かにチャレンジすると、うまくいかないこともあるだろう。失敗もあるかもしれない。でもその体験をどうプラスに変えていくかが大切。逆境はチャンス。つらいときはこの言葉を思い出してほしい。

Vol.3に続く (Vol.1はこちらから

(取材・文 NOIZ編集部 杉本 良子)

【Biography】

高校在学中にシングル「No No No」でデビュー。当時最高記録のパワ-プレイ全国FM17局に選ばれる。高校卒業と同時に上京し、アーティストとして本格的な活動をスタート。3rdシ ングル「The Only One」が、日本テレビ系のドラマ『Pure Soul~君が僕を忘れても~』の主題歌に起用され、40万枚のヒット。

2010年、NYに活動拠点を移す。全米最大のゴスペルイベント「Mcdonalds Gospel Festival 2010」に、40000人のオーディションを勝ち抜き、27年間の歴史上、初の日本人クワイアーのソリストとして出場。20000人 の観客の前で歌い日本人として初優勝。

2012年5月にリリースした、初の全世界同時配信デビューシングル『#1』がアマゾンジャパンのチャート3部門で1位に輝く。

その後現在までにリリースしたシングル、『Dear All My Loves』、『Spend My Life With You』『Need Somebody Tonight』も同チャート1位を記録。全編英語のアルバム”Reborn”がアマゾンチャートの、ポップ部門、ソウル/R&Bチャートで1位 を獲得。

ジャケットは、ビヨンセや、マイケルジャクソンを手がけたFuko Chubachiがアートワークを担当。

日本の学生たちとも積極的に交流し、もっと積極的に目標に向かって行くエネルギーと、情熱を持ってほしい、そして自身の海外経験、音楽活動を通して得たもの次の世代に伝えたいとの願いで、来日の際には学校を回り、講演、演奏活動を行っている。

Website: www.ki-yomusic.com


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